映画「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」(I feel prettry)、面白かった!
アラフォーになり人生も後半にさしかかったところで観たこの映画、心に刺さりまくったんです。というのも、40代を超えてきた今、急激に老いがやってきたのを日々感じていて、現実を直視しているようで心は否定をしているんです、私。
そんなときに見たこの映画、忘れていた何かを思い出させてくれるようでした!というちょいネタバレありの感想です。
失礼な表現がでてきて不快な思いをされる人がいるかもしれませんが、素直な気持ちを綴ってますのであしからず。
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ありのままの外見を受け入れられない自分
「アイ・フィール・プリティ!」の主役であるレネーは、自分の外見を気にしており一度でいいから美人になりたいと願っていたところ、頭を強く打ったことによりまるで魔法がかかったかのように自分は美人に生まれ変わった!と自信たっぷりの女性になりました。
ま〜、レネーが隣にいるのにわざわざ美人に話しかける男性のシーンとか、レネーに接客すらしてくれない店員とか、ちょっと描かれ方に悪意あるじゃんとは思いましたが、確かにアニメTシャツ着てデパート行ったときは声もかけてもらえなかたりとかあるので(実話)、人は無意識でも人を見た目で判断しているところありますよね。
余談ですが、この漫画、むちゃくちゃ面白い。みんな見た目を必死でなんとかする爆笑コメディ漫画です。ドラマ化もされたんじゃなかったっけ?
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ファーストインプレッションがその人の印象を9割決めてしまうという実験結果があるし、やはり美男美女は得であるということは否定できません。
レネーは自分の体型にもコンプレックスがあるようで一生懸命運動していましたが、急に変化なんか出るわけでもないし、鏡に映る自分の姿にため息しかでないってのも共感しかない笑!
「いや、そんな体になったのは自分のせいだし、言い訳せずにダイエットせいや」と言いたくもなる人もおられようが、そんな言葉は響かんのです。そんな意識高い系なら悩んでないです。
染みついたコンプレックスはそんな簡単に取れるものでなく、少しモチベが上がって前向きに取り組んだとしても、また人からのささいな言葉や綺麗な人を見て比べてしまって、決意はモロっと崩れてしまうんですよ。それで元通り。
まあ若いときは若さがカバーしていたこともあり、自分が十人並の容姿でもそれなりに受け入れてきたと思う。それが40を超えたら急にお肌もたるみ始め口角も下がり、ゴルゴラインにほうれい線・・・ もう美容広告でみるような言葉が刺さりまくる年齢に。自分では意識してなかったけど、写真に映るとほんとに「老いきている・・」というつぶやきしかでない。
同い年や年上の綺麗な芸能人を見てはどうやったらあの美を保てるのかと思い、同じ世代でもかなり老けて見える人をみて「私もそのように見えてるんだろうな」と落ち込み・・。
「若い」を通り過ぎたからこそこの映画から勇気もらえるんです!
私は最初から私だった
見た目は変わっていないけれど、自分が美人になったという勘違いをして自信に満ち溢れるようになったレネー。世の中の男性はレネーを狙っていると勘違いもするし、高級化粧品会社の受付にも自信たっぷりに応募できる。
見た目は変わっていない、だけど「自信」が彼女に内側から溢れる強さを与え、仕事も彼も手にいれる。これって人生にとってすごく大事なことですよね。勘違いだろうがなんだろうが、自分の中に確固たる信念や強さがあれば、行動することで物事が動く。「美しく」なったレネーは、周りの目も気にすることなく自分の思いたいように思い、やりたいようにやる。
周りの目が気になる・・というか、何か行動するにしても誰かの評価だったり、埋め込まれてしまった世間の常識というものに囚われて動けなくなっている私。誰も言ってないけど「もう年だから」とか思ってしまうんですよね。その年で恥ずかしいとかさ。ヤフコメ読みすぎかもしれないけど、情報や人の意見が流れ込んでくる現代だからこそ余計に自分を苦しめる。
それを言い訳にして行動をしなくなっている私がいる。
レネーは見た目が変わったわけではなく、ただ「自信」を持っただけで人生がガラリと変わった。それはきっと私にもできること。しかもそのことをちゃんと知っている。
年齢を重ねると、どうしても「もう遅い」とか「今さら頑張っても無駄」とか、ネガティブな考えがよぎる。でも、実際にはそんなことはなくて、自分自身が「私はこうである」と思うことで、世界の見え方も、人との関わり方も変わるんじゃないかな、と。
もちろん現実には、映画みたいに何もかもがうまくいくわけではないし、外見を気にする気持ちが完全になくなるわけでもない。思いっきり人の嫌味とかもポジティブに捻じ曲げる力も必要になってくるかもしれない。それでも、レネーのように「私は〇〇!」と思い込むことで自信が持てたら、無邪気だった子供の時ように何でも手に入る気がする。そう、最初から私は私なんだよ。他の誰でもない。思い出すだけ。
この映画をみて、ちょっと見た目にこだわる自分が消えました笑。鏡見て落ち込みそうになったらきっとレネーを思い出すんだろうな。
映画ってその時の自分の気持ちとリンクするのを見ると共感するから、今の私にはぴったりでした。
「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」はAmazon Primeで配信されていますよ。レネーの勘違いパワーから元気になりたい人はどうぞ見てみてくださいね!
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